緑内障とは?
緑内障とは、何らかの原因で視神経が障害を受けて、視野が狭くなる病気病気です。
眼圧の上昇もその原因の一つと言えますが、最近では、眼圧は正常なのに視神経が障害されてくる
正常眼圧緑内障が増えてきています。
緑内障は無症状で進行していくので、気づいた時には失明に近い状態になっていることもあります。
みなさんも自分の眼のチェックに緑内障ドックはいかがですか?
緑内障の患者さんの視野を初期、中期、末期に分けると下記のようになります。
初期の緑内障:目の中心をややはずれたところに暗点ができます。自分自身で異常に気がつくことはありません。
中期の緑内障:暗点が拡大し、視野の欠損が広がり始めます。しかし、この段階でも片方の目によって補われるため異常に気がつかないことが多いようです。
末期の緑内障:視野はさらに狭くなり視力も悪くなって、日常生活にも支障をきたすようになります。さらに進むと失明にいたります。
緑内障ドックで行われる検査
緑内障のドックには下記の検査がおこなわれます。自分の視野、視界を守りましょう。
・屈折検査
・矯正視力検査
・眼圧測定
・視野検査
・眼底検査
・屈折検査:近視、遠視、乱視の度合いを測定します。
・眼圧測定:眼球には房水とよばれる液体が存在し、常に一定の割合で発生し吸収されることによって眼の圧力が保たれています。
これを眼圧といい、正常眼圧値は10〜20mmHgです。
・矯正視力検査:裸眼視力測定後、レンズを装用して最良の視力を測定します。
・視野検査:まっすぐ前を見つめてもらい、周辺がどの程度見えているかを測定します。緑内障の場合、この検査により進行度合いが分かります。
・眼底検査:実際に眼底の写真を撮り、視神経の状態を診ます。
緑内障の目薬
点眼薬1種類から治療をはじめ、効果が十分でなければ、作用の違う薬を2〜3種類組み合わせます。作用の仕組みによって点眼薬を分類すると、次のようになります。
β遮断薬(商品名:チモプトール、ミケラン、ベトプチックなど)
房水の産生を抑制する作用をもっており、眼圧を下げる優れた効果があります。眼に対する副作用が少なく、現在最も多く使用されている点眼薬です。最近では血流を増加させるミケラン、べトプチックが注目されています。
副作用として、徐脈、うっ血性心不全、呼吸困難、気管支けいれんなどがあるので、心臓の病気や喘息がある人は使用しないのが原則です。
プロスタグランジン関連薬(商品名:レスキュラ、キサラタン)
眼球を包む膜(強膜・ぶどう膜)からの房水流出をよくする作用をもっており、これによって眼圧を下げます。
副作用として、レスキュラでは角膜障害が、キサラタンで結膜の充血や虹彩や皮膚の色素沈着と、睫毛多毛症(睫毛が異常に増える)が起こることがあります。眼圧下降作用はキサラタンが優れていて、また1日1回の点眼でよいので、使用される機会が増えてきています。
炭酸脱水酵素阻害薬(商品名:トルソプト、エイゾプト)
毛様体で房水ができる際に、必要な炭酸脱水酵素の働きを直接阻害して、房水の産生を減らします。少しどろりとしているので、最初は点眼しにくいかもしれません。
同種の内服薬やβ遮断薬、あるいはプロスタグランジン関連薬に比べて眼圧下降作用がやや弱いのですが、目や全身に対する副作用が少ない薬です。
副交感神経作動薬(商品名:サンピロ)
以前は最も使用されていた点眼薬で、成分名「ピロカルピン」でよく知られています。毛様体筋を収縮させて、線維柱帯のフィルター部を広げる作用をもっており、これにより房水流出をスムーズにし、眼圧を下げます。
全身の副作用は重大なものではありませんが、瞳孔が小さくなり、暗くなるのが欠点です。効果の優れた新しい薬が開発されたことから、現在はあまり使われていません。